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さよならみどりちゃん / 星野真里 [映画レビュー]

「私の裸が目当てでも良いから見に来て欲しい」と星野真里がコメントしていたが、本当に彼女の裸だけの映画だった。裸にブランケット(当然身体は見えない)、キャミソールにパンティ、ブラジャー一枚、と徐々にヌードに近づいていく。次こそは、と期待させる。結局、星野真里の裸だけで観客を引っ張っているのだ。そしていよいよ!
「……」。
別にどうってことのない裸。綺麗じゃないこともないが、気を持たせた分「な~んだ、それほどでもねえ」って思ってしまう。星野真里には悪いけど。
映画に必ずしも「特殊性」や「非日常性」が必要だとは言わないが、これだけ普通の話が淡々と続く90分はやはり辛い。女友達に彼氏の愚痴を延々聞かされているような気分になった。
ラストのカラオケのシーンも星野真里が笑いすぎで、観ているこっちは引いた。

さよならみどりちゃん
2004年 スローラーナー
監督:古厩智之
原作:南Q太
脚本:渡辺千穂
撮影:池内義浩
音楽:遠藤浩二
出演:星野真里、西島秀俊、松尾敏伸、岩佐真悠子

さよならみどりちゃん

さよならみどりちゃん

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/02/24
  • メディア: DVD


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うなぎ / 清水美砂 [映画レビュー]

今村昌平×役所広司×清水美砂といえばほかに「赤い橋の下のぬるい水('01)」がある。どっちが良い?と聞かれると「赤い橋の―」の方が好きなのでこちらをレビューをしたいところだが、残念ながらこの作品の清水美砂は脱いでいない。内容的には「赤い橋の―」の方がヌードに必然性がある(実際きわどいシーンはたくさん出てくる)と思うのだが、何故なんだろう?
で、「うなぎ」の清水美砂である。彼女の裸は胸は小さいながら脚が綺麗。でもってバイブレータで弄ばれて身悶える演技などは、真に迫っていてけっこう見応えがある。
不貞を働いて夫(役所広司)に刺し殺される妻の役を寺田千穂が演じていて、濡れ場でフルヌードを披露している。しかし彼女の裸については特筆すべきことはない。
共同で脚本を担当している天願大介は今村監督の息子である。今村監督は本作で「楢山節考('83)」に次いで二度目のカンヌ映画祭パルムドールを受賞している。
今村昌平監督は昨日5月30日の午後、都内の病院で逝去された。またひとり、日本を代表する映画監督がその生涯を閉じられた。享年79歳。謹んでご冥福をお祈りします。

うなぎ
1997年 松竹=松竹富士
監督:今村昌平
原作:吉村昭
脚本:冨川元文、天願大介、今村昌平
撮影:小松原茂
音楽:池辺晋一郎
出演:清水美砂、役所広司、柄本明、寺田千穂、倍賞美津子、常田富士男、佐藤允

うなぎ

うなぎ

  • 出版社/メーカー: ジーダス(JSDSS)
  • 発売日: 2001/11/22
  • メディア: DVD


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沙耶のいる透視図 / 高樹沙耶 [映画レビュー]

高樹沙耶のデビュー作。この作品の彼女は独特の透明感があり、とにかく美しい。ヌードも息をのむほどに綺麗だ。
ヒロインは最高、ストーリーや脚本も悪くないのだが、名高達郎と一風堂の土屋昌巳の演技がひどくて(おまけに土屋昌巳は気味悪い)、安っぽいエキセントリックさだけが目立つ作品となっている。
ビニ本のカメラマンと編集者の話なのでとにかく裸はいっぱい出てくるが、中でも沢田和美が肉感的な裸を見せていて、高樹沙耶と好対照をなしている。

沙耶のいる透視図
1986年 ヘラルド・エース
監督:和泉聖治
原作:伊達一行
脚本:石井隆
撮影:佐々木原保志
音楽:一柳慧
出演:高樹沙耶、名高達郎、土屋昌巳、山田辰夫、加賀まり子

沙耶のいる透視図 デラックス版

沙耶のいる透視図 デラックス版

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2002/07/25
  • メディア: DVD


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光の雨 / 川越美和 [映画レビュー]

元アイドル歌手だった川越美和が鳥羽潤との濡れ場を演じている。胸はほとんど無いくらいに小さく、おまけに短髪なため、男同士が抱き合っているようにも見える。女性学生運動家としての雰囲気は良く出ているが、その分セクシーさはまったくない。
この映画は怖い。何回観ても何とも言えないうすら寒さを感じる。連合赤軍事件を題材にした映画を作っている人々を撮った映画、という手法がとられていて、壮絶な「総括」シーンの連続で緊張感が限界に達しかけると、まるでそれを知っているかのように、映画の撮影風景や出演者のインタビューがインサートされ、ホッと一息つく。おそらくこういう手法でなければ、一度たりとも最後まで観ることはできなかったかもしれない。
余談だけど、初めて観たとき立松和平の原作を読んでいなかったので、タイトルと時代背景からCCRの名曲「雨を見たかい('70)」を連想して、「光の雨」というのは火炎ビンか散弾か何かの暗喩かと勝手に想像していたが、全然違っていた。

光の雨
2001年 シネカノン
監督:高橋伴明
原作:立松和平
脚本:青島武
撮影:柴主高秀
音楽:梅林茂
出演:川越美和、萩原聖人、裕木奈江、山本太郎、鳥羽潤、高橋かおり、大杉漣

光の雨 特別版

光の雨 特別版

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2002/12/21
  • メディア: DVD


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鉄砲玉の美学 / 杉本美樹 [映画レビュー]

杉本美樹。70年代前半のセックスシンボル(当時は「オナペット」という呼び方をするほうが多かった)のひとり。現代に照らしても魅力的な身体だ。多分70年代当時においてはおそろしくいい女だったに違いない。
髪型や化粧が古くさいのはしかたないとして、男好きのするとても色っぽい顔をしているし、渡瀬恒彦とのからみでの恍惚の表情も良い。細身なわりにボリュームのある綺麗な胸で、セックスアピール満点。
東映のスタッフ・キャストが、低予算で良質な映画を作ることを身上とするATGで質の高い映画を撮ることで、当時の東映の傲慢・散財路線に異議を申し立てた、と言われている。
頭脳警察の唄が映画全体をいい感じに盛り上げている。

鉄砲玉の美学
1973年 ATG
監督:中島貞夫
脚本:野上龍雄
撮影:増田敏雄
音楽:荒木一郎、頭脳警察
出演:杉本美樹、渡瀬恒彦、荒木一郎、小池朝雄

※ビデオ・DVD未発売


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恋人たちの時刻 / 河合美智子 [映画レビュー]

NHK連続テレビ小説「ふたりっ子('96)」で通天閣の歌姫・オーロラ輝子として一躍国民レベルで有名になった河合美智子が、海岸で強姦されかけたり、彫刻のヌードモデルになったり、野村宏伸とからんだりと、とにかくいっぱい脱いでいる。胸は小ぶりで、下っ腹がぽっこりしていて、ヌードモデルにはちょっと無理があるのでは?といった身体。こういう裸を見ると、今の若い女の子って本当にいい身体してるなあって思う。
公開当時劇場で観た(確か原田知世の「黒いドレスの女」と同時上映だった)のだけれど、それ以来強烈ではないにせよ、ずっと心の隅に残っている映画。主演の二人、野村宏伸と河合美智子は頭が痛くなるくらい芝居が下手なのだが、高橋悦史、加賀まり子、大谷直子らベテランが脇から作品を支えている。全編を通してしんとした静けさに包まれていて、何ともいえない切ない気分にさせられる。
久石譲の音楽と大貫妙子のエンディングテーマも良い。
デビューして間もないロン毛じゃない江口洋介がチョイ役で出演している。

恋人たちの時刻
1987年 東宝
監督:澤井信一郎
原作:寺久保友哉
脚本:荒井晴彦
撮影:仙元誠三
音楽:久石譲 
出演:河合美智子、野村宏伸、真野あずさ、加賀まり子、大谷直子、高橋悦史

恋人たちの時刻

恋人たちの時刻

  • 出版社/メーカー: ユニバーサルミュージック
  • 発売日: 2004/01/28
  • メディア: DVD


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ジョゼと虎と魚たち / 池脇千鶴 [映画レビュー]

身体の良し悪しは別として、まずは池脇千鶴の「女優魂」に拍手を送りたい。胸は小さいし、乳首は年齢(公開当時22歳)のわりに褐色系だけれど、全身を若さのオーラが包んでいて、綺麗な裸だと思う。そしてこれは池脇千鶴の裸である以前にジョゼの裸なのである。
劇団東京乾電池の江口徳子もヌードを見せている。妻夫木聡のセフレみたいな役で前半にしか登場しないが、完璧な関西のおネエちゃんを見事に演じて、その存在感を示している。
また、ほんの一瞬の登場だがそれがヌードであることで強烈な印象を与えているのが野元美沙。マンションの窓から裸で妻夫木聡の弟(藤沢大悟)に声をかける。通りすがりの中学生が固まっているのが面白い。
恒夫(妻夫木聡)とジョゼ(池脇千鶴)と香苗(上野樹里)の関係って、TVドラマ「東京ラブストーリー('91)」の永尾完治(織田裕二)と赤名リカ(鈴木保奈美)と関口さとみ(有森也実)の関係に似ている。恒夫にとっての本当に「いい女」はきっと捨ててしまったジョゼの方なのだ。若いが故に気づかないことっていっぱいある。
ところで頑張れよ、上野樹里。脱げばいいってもんでもないが、少しは池脇千鶴の根性を見習ってほしい。って、結局脱いでほしいんだけど。

ジョゼと虎と魚たち
2003年 アスミック・エース
監督:犬童一心
原作:田辺聖子
脚本:渡辺あや
撮影:蔦井孝洋
音楽:くるり
出演:池脇千鶴、妻夫木聡、上野樹里、新井浩文、江口徳子、新屋英子

ジョゼと虎と魚たち(通常版)

ジョゼと虎と魚たち(通常版)

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • 発売日: 2004/08/06
  • メディア: DVD


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水の女 / UA [映画レビュー]

ミュージシャンのUAが大胆なヌードを披露している。そういえば昔、妊婦ヌードで雑誌に出てたっけ。あの頃(「情熱('96)」や「悲しみジョニー('97)」を唄ってた頃)に比べて逆に可愛くなってる気がする。オープニングの雨が屋根瓦を濡らしてゆくシーンや、UAと浅野忠信が森の中で全裸で抱き合うシーンなど、綺麗で心に残る場面が多くある。そういえば「でらしね」でも森の中での美しいラブシーンがあった。製作年は奇しくも同じ2002年。偶然か?ラストで浅野忠信が焼死するのは何だかなあ。ちょっと残念。
横浜出身の浅野忠信が頑張って関西弁で芝居しているが、そこはやはり「ネイティブ」であるUAの敵ではない。

水の女
2002年 アーティストフィルム=日活
監督・脚本:杉森秀則
撮影:町田博
音楽:菅野よう子
出演:UA、浅野忠信、江夏豊、HIKARU、YUKI、小川眞由美

水の女

水の女

  • 出版社/メーカー: 東北新社
  • 発売日: 2003/05/23
  • メディア: DVD


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ありふれた愛に関する調査 / 池田昌子 [映画レビュー]

女優としてよりも生理用品のCMで顔が売れた池田昌子が、魅力的な裸を見せてくれる。彼女は作中「生理前だったから」という台詞を2回言う。もしかしたらこの映画がきっかけであのCMに起用されたのかもしれない。
しがない探偵役は奥田瑛二のはまり役。「でらしね」もそうだが、この人はだらしのない男を演じさせると本当に上手い。自分のことを「探偵です」という探偵も珍しいが。だって依頼人の玄関先でインターフォンに向かって「探偵です」とは普通言わないよ。
池田昌子のヌードは完璧。細身なのに出るところは出ていて、手足はすらりと長くて、素晴らしい。おっぱいもすごく柔らかそう。前半で小林かおりもフルヌードで奥田瑛二との濡れ場を演じているが、彼女の引き立て役としか思えない。おまけに声がすごいセクシー。必見です。

ありふれた愛に関する調査
1992年 アルゴプロジェクト
監督:榎戸耕史
原作:関川夏央
脚本:荒井晴彦
撮影:野田悌男
音楽:梅林茂
出演:池田昌子、奥田瑛二、世良公則、小林かおり、川地民夫、津川雅彦

ありふれた愛に関する調査

ありふれた愛に関する調査

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2000/11/24
  • メディア: DVD


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天使のはらわた 赤い閃光 / 川上麻衣子 [映画レビュー]

川上麻衣子の「唇」のアップという意味深なカットからはじまる。川上麻衣子ってちょっと不感症っぽい顔つきなので、この映画のヒロインには合ってるとは思うけど、裸にいまいち魅力がないんだよなあ。小ぶりな胸のわりに乳輪大きいし。お尻もやっぱり不感症っぽい感じだし。身体のラインは綺麗なんだけど。あと色は白いね。速水典子とのレズシーンで際立ってる。
以前紹介した「夜がまた来る」と同じ石井隆監督の作品。石井隆って昔は劇画家だったんだってね。どうりで。カット割りが上手いよね、この人。映画をちゃんと「観させる」ことのできる監督だと思う。

天使のはらわた 赤い閃光
1994年 アルゴ・ピクチャーズ
監督・脚本:石井隆
撮影:笠松則通
音楽:安川午朗
出演:川上麻衣子、根津甚八、速水典子、鶴見辰吾

※DVD未発売


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