ダイアモンドは傷つかない / 田中美佐子 [映画レビュー]
本作が映画デビューとなる田中美佐子が、大胆なヌードをいっぱい披露している。胸もお尻も小さめで、まだ発展途上(公開当時22歳)という印象だが、それでも十分に魅力的な裸だ。ほとんどノーメイクの彼女は初々しく、そして可愛らしい。特に横顔と髪の美しさは特筆もので、思わず手を伸ばしたくなる。
当時高校生だった僕は、山崎努演じる不良予備校講師にひどく憧れた。五十過ぎで妻と娘がいて、十数年来の愛人がいて、おまけに自分の娘より若い恋人がいる。これこそ「男の甲斐性」だと。映画の中の山崎努はそんなに幸福そうに見えなかったが、それでもこんな中年になりたいと思った。いや、今でもそういう価値観がどこかにあるのかもしれない。現実はそう格好良くはいかなかったけれど。
田中美佐子がふと立ち寄るレコードショップの店先に「ナイアガラ・トライアングルVol.2('82)」のポスターが貼ってあって、懐かしさ全開。
ダイアモンドは傷つかない
1982年 東映
監督:藤田敏八
原作:三石由紀子
脚本:田中晶子
撮影:田村正毅
音楽:井上堯之
出演:田中美佐子、山崎努、朝丘雪路、石田えり、加賀まり子
これは原作を読みました。映画は、かなり後年TVで放送されてたのをチラッと見た程度なのですが・・
私は田中美佐子演じる女の子に憧れました(笑)。そんな男の人と、
のっぴきならない関係になれるなんてスゴイ!って。
by Sho (2006-07-01 04:38)
Shoさん、コメントありがとうございます。
そうですね。結局山崎努は愛人(加賀まり子)にゴルフクラブで殴られて情けない姿になり、そんな姿に嫌気がさした彼女(田中美佐子)はさっさと中年男を捨てて大学の夜間ハイキングに参加する、と。やっぱり女性は強いですねえ(^^;)
by wkkii (2006-07-02 19:19)